2017.06.13 / BLOG デザインと開発(Design & develop of products)
5LINKS700cロードモデルを開発中 7: リヤハブ
「誰も作らなかったものを創る」というポリシーのもと、開発中の5LINKS700cでは、目標の性能を得るために、いくつかのコアなアイデアを持っています。
その一つが、独自のホイール着脱機構です。
「最新のロードバイクと同等の性能を持ち、かつ、日本人の考える『素早い輪行』を可能にするため」に、全くゼロの段階から、オリジナル前後軽量ハブの開発を行いました。
上記写真のように、我が700cのフレームは、後三角が、前三角の中に倒れこみます。
その為には、少なくとも後輪が素早く脱着できなくてはなりません。もちろん、自転車の分解に手慣れている方は、後輪をディレーラー及びチェーンから速やかに脱離セットすることができると言われるかもしれません。
しかし、5LINKSでは、チェーンに手を汚すことなく、また、外した後輪の幅を輪行のために狭く(70mm)保持したり、エンド部分の保護が容易にできるシステムを新たに開発しました。
ビデオでは、慌てずに行って、車輪の取り外しに約10秒、取り付けには18秒の時間がかかっています。(以下Youtube動画)
https://www.youtube.com/watch?v=FB8dd92lIZ8
https://www.youtube.com/watch?v=vxuWwpMYLQY
脱離時のシャフトは、輪行時のエンド保護材として再利用されますが、その映像はまた別の機会に、、、
単体重量238g、24H、O.L.D130mm、リヤエンド軸径10mm、SHIMANOのスポーツ用ディレーラーに対応するフリー(サンプルはデュラエース11速 装着)で、純正のカーボンホイールではセット重量880gとなっています。
安全性に関しては、コンピュータ上の応力解析(FEA計算結果)で、後輪100kg積載下、最大応力約150 MPa,変形量0.07mm、安全指数7,3倍という結果を得ています。
このハブは、単体での販売も予定しております。(価格未定)
1 Comment
by てー
2017.06.13 Posted.
自転車屋で700Cの情報を聞いてからほぼ毎日見に来てしまっています。
理想と情熱を持って何かを作っている人の語りは何度読んでもワクワクします。
予算貯めて待っていますので頑張ってください!
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