2020.12.08 / BLOG NEWS & RELEASE デザインと開発(Design & develop of products) 告知(Notice)
「MUSASHI/R 色アルマイト 薄藍色・瑠璃色」
前にも挙げましたが、MUSASHI/Rはフレームがアルミ合金なので色アルマイト染色が可能です。
しかし、同じアルミ合金でも7000番系は色ノリが難しく、さらに物品がただでさえ大きい上、複数のパイプを溶接で繋げて作るので、素材の熱の入り方や酸化膜のつき方で染色のムラが出やすいのです。
そんな理由で今回の「青」を依頼されたお客様のフレーム染色も苦労しました。
ムラが出たり酸化膜帯が染まらなかったり、、
そのような試行錯誤の中、漸く一本がサンプルと同じ均質な染色で上がりました。(濃い青の写真、色サンプル入り)
<瑠璃色:上写真>
このような作業の途中で、偶然にも本来と違う会社の染料を用いた事で異なる青に上がったフレームができました。(薄い青の写真)
<薄藍色:上写真>
この色はお客様指定の青では無かったので引渡ししませんでしたが、上品な薄い藍色(調べてみると薄藍:うすあい、縹:はなだ、花浅葱:はなあさぎ、に近い艶消しメタリック)で仕上がりました。
車で言うとスバルのストームグレーメタリックに近い色です。
怪我の功名、棚からボタ餅、瓢箪から駒、、、
アルマイト 屋さんの方から「脱色しますか」との連絡を受けましたが、あまりに面白い色なので、そのまま商品とすることにいたしました。
500サイズ「薄藍色」とします。注文可能です。
ご興味のある方は是非、!
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