2021.10.20 / BLOG デザインと開発(Design & develop of products)
「5LINKS RINKOH HUB 01」
5LINKS お取り扱いのお店Face Bookで「輪行用ハブ01」の話題をあげていただきました。
ユーザーにとって有用な記事ですので、シェアーしてみました。
輪行ハブのフリーの爪のトラブルを避けるためには、ホイール着脱時にホイールを僅かに前進方向に回転させる様な感じで取り外し、装着する事です。納車時の説明にご注意下さいませ。
シマノ用とカンパニョーロ用のフリー選択可能です。
前後セットで38000円(税別)です。
(以下 文)
先日お納めさせていただいた【5links MUSASHI/R】、お客様から「リヤハブのラチェット音が気持ちいいですねー」、とご感想を頂きましたので今日はこのハブのお話を少々。
通常商品では乳白色のグリスが多めに塗られていますが、今回は見えやすいようにグリスを拭き取ってあります。
フリーボディを外すと、カチカチ音を鳴らすギザギザが見えます。
一周で24個のギザギザです。
こちらはフリーボディ。ギザギザに噛み合う爪が全部で6個。
よく見ると6個の爪の間隔は均等では無く、隣り合う2個x3の組み合わせであることがわかります。
この位置どりにより、24のギザギザに対して3個の爪が交互にコンタクトし、48ノッチのラチェット音になっています。
通常外す用事はありませんが、外してみるとこんな感じになります。
6個の爪は、写真下の輪ゴムのようなものの弾力で起き上がります。ご安心ください。輪ゴムじゃないです。
Mavicのような小さなバネが各爪に仕込んであるタイプではなく、カンパニョーロに構造はよく似ています。
輪ゴムっぽいものの拡大画像です。いわゆる密着コイル、ガーターばねです。
サスペンションのダストシールとかに付いているアレです。
極端な例ですが、万が一全体の半数である3個を紛失してしまっても、このように均等にはめ込んでいただければ24ノッチではありますが普通に乗車することだって可能です。
どんなときに爪が外れる可能性があるかというと、駆動方向に回しながら無理に装着しようとした時かと思います。(個人的には外れた経験は無いです)
こんな風に、爪がひっくり返ってしまった場合は、指先でそっと戻してあげる事ですぐに復帰できるはずです。
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