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2016.03.14 / BLOG デザインと開発(Design & develop of products) 

配色(「さし色」)について

初回に引き続き、5LINKSのデザインコンセプトの話です。
先週末も、東京の郊外に出かけました。
天気はあいにくの曇り。気温は14度。それでも川の堤防には「菜の花」が咲き始めました。

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牧草地の脇にピンク色の「緋寒桜」が咲いていました。
背景の、深い緑に対して、きれいな「さし色」になっています。

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日本では古くからファッションなどで、「さし色」のコーディネートを楽しみます。
ベーシックな色に対し、限られたポイント(5%-10%位)に、華やかな色使いをして、メリハリを楽しんだり、自分の内に秘めた美意識を控えめに表現をしたりします。
また、それに対して「粋」という感覚を覚えます。

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「さし色」は一般に「アクセント カラー」として使われていますが、欧米の言葉でいう所謂「アクセント カラー」とは異なると思います。すなわち、基になる色は、日常的でベーシックな、むしろ控えめな色を使うと考えます。
以下のように、欧米の自動車の色使いで、「アクセントカラー」として目立つ色を部分的に使っている例がありますが、これは、ベースの色も華やかな場合が多いと思います。
また、アクセントとしての分量も多い場合があります。

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これらは、日本人が使う「さし色」とは区別するべきと考えます。
昔の日本人は、「日常」に使用する道具や着物に対しては、実用に耐え、質素で、他の人に対して、とりわけて目立つ色ではない「地味」な色を多用していましたが、「晴れ」という特別な日にも、その色調に、「さし色」を使って、自己の「粋」や「気持ち」を控えめに主張しようとした結果生まれてきたコーディーネート・美意識と考えます。
そのような、ベースカラーや、さし色になるビビットな色使いにも、日本の自然の色彩が、大きく影響を及ぼしているのではないか?と考えます。

5LINKSでは、全てのカラーリングではありませんが、その配色に「さし色」の考え方を用いています。
すなわち、街の中を走っているときは、その街に溶け込むような、また、特に人目を引くようでない色を、基本としています。ロゴマークと車体の腹の面に、「さし色」として、目立つ色を使っています。
その一方、自宅で、自転車を折りたたむと、腹の面の「派手」な色が、よく見えるようになっています。
すなわち、車体のオーナーだけが、「さし色」をじっくりと味わう時間を持てるのです。

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もちろん、「5LINKS」のロゴデザインも、自転車を折りたたんで、立てた時に、読みやすいように工夫がしてあります。
「自転車を、積極的に折りたたんで使おう」という気持を表現しています。

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