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2016.08.22 / BLOG 海外情報(Overseas information) 

カナダ西海岸の自転車事情(ウィスラー)2

バンクーバー市内より、レンタカーで北方120kmのウィスラーに移動しました。フリーウェイなのでルート1から99号国道へそのまま流入し、湾の北海岸沿いに北上します。車の流れは100・80・70km/h等の表示がありますが、みなかなりハイペースで移動しており、法定速度で走って、市内から、ウィスラーまで2時間弱というところでしょうか?

この時期はウィスラー方面が自転車のリゾート地として機能していることもあり、マウンテンバイクを積載している自動車を数多く見かけました。

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驚きなのは、99に入ると国道なのですが、100km/h表示のある、ほぼ自動車専用道路と思われる道にも、路側帯が自転車レーンになっていて、ロードレーサーやツーリング自転車、キャンパーなどの自転車が走行していることです。
下りの車線などでは、80km/hは出しているのでは?と思われるライダーが車のすぐ横を走っています。
「路面の砂利を拾わないといいな、トラックの風圧を受けなければいいな、」と、こちらが少し心配してしまいます。

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ウィスラーはカナディアンロッキーの入り口のリゾート地です。
20年前の夏場に当地を訪れたときは、レンタサイクルなどのサービスはありましたが、マウンテンバイクのメッカのような様相はありませんでした。高級ブティックなどが並ぶスキーリゾートが夏場避暑地として利用されている(日本でいう夏の軽井沢みたいな)という印象でした。
夏のアクティビティーは、観光と、トレッキング、ヘリコプター氷河スキーや、乗馬、周囲の湖でのカヌーや海水浴・キャンプ等盛りだくさんありましたが、
しかし今回訪れると、ウィスラーマウンテンバイクパーク(whistler mountain bike park)と銘打って、さまざまな自転車の催し物がなされていました。
http://bike.whistlerblackcomb.com/

ちょうど宿泊した期間(8月12-21日)は、Crankworx Mountain Bike Festival というマウンテンバイクのレース、BMXバイクショーなどを含むお祭りにあたり、ライダー、観客を含め世界中から大勢の人が集まっていました。

http://bike.whistlerblackcomb.com/events/2016/08/crankworx-freeride-mountain-bike-festival

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このリゾートは、ふもとより右側の「ウィスラー山」と左側の「ブラックコム山」の2つの山にゲレンデを設けたスキー場で、最近、2峰の山頂(8合目)をゴンドラ・ロープウェイで結んだため(Peak 2 Peak)一般の人にも2つの山を便利に周遊できるようになりました。チケットは「一日券」が発行されており、何回でも登場することができます。

ダウンヒルのマウンテンバイクは、ウィスラー山に架かるリフトや、ゴンドラに直接搭載し、一気に8合目まで登ることができます。

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マウンテンバイクに乗ったまま、ゴンドラの出口からライダーが出てくる様は少し驚きです。
「きれい好きの国、日本だったら認められないんだろうなー」と思いつつ、最近の日本のスキーリゾート(志賀高原や野沢など)の凋落ぶりを考えると、このくらい思い切ってサマースポーツの導入に切り替えたほうがいいのでは??と考えさせられました。

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大自然に抱かれてのスポーツは最高でしょう

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頂上付近ではマーモットを見つけることができました。また、ダウンヒルコース・ゲレンデのすぐ横では、シカが葉っぱを食べている姿も見られました。

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基点のウィスラーの街中には、バイクショップが沢山あり、マウンテンバイク他、一般の観光用自転車もレンタルしてくれる店が多くあり、
また、この季節は、初心者・子供から大人までの、マウンテンバイクライディングの教室も多く開催されているようで、手ぶらでここに来ても、各種のアクティビティーが楽しめるようになっています。

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ウィスラーまでツーリングをする人、キャンパーでテントを使って旅する人、ウィスラーを起点にハイウェーでロードバイクを楽しむ人、ゲレンデを使ってマウンテンバイクを楽しむ人、バイクレースやアトラクションを見に来る人、単にリゾート地をレンタルバイクでまわる人。いろいろな人が、自転車を利用して、上手に遊んでいる様を見ると、成熟した「遊び文化」を見ているようで、面白い光景でした。

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