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いよいよ「台北サイクルショー2017」が始まるという、ぎりぎりとなって、ようやく「5LINKS700c輪行ロードモデル」のフレームが上がり、展示サンプルの組み付けを行いました。

7000番系アルミ合金製折り畳みフレーム(国内生産)
特殊、輪行用ハブ(前後)
700cホイールセット カーボンリム(前18H:700g:QR込 後24H:880g:QR込) セット重量1580g(QR込)
SHIMANO DURAACEコンポーネント(前2段、後11段)
総重量8.9kg(現時点:ペダルレス)

700c 完成1

700cハンドル

700c ダウンチューブ

700c bakku

700cギア

1、前後輪をQRを開放することで脱離し、シートパイプの留め具を開放して、カセット・チェーンをフレームに残したまま後三角を前三角方向に倒します

700c完成3

2、外した両輪を重ねれば、約1分で「輪行モード」

700c完成2

本来的なスムーズな使い心地のために、まだまだハードルはありますが、とりあえず「お披露目」するところまで参りました。

次回以降は、このサンプルをたたき台に、量産に向けてさらに煮詰めていきます。

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先週末の南房総です。
5分咲きではありますが早咲きの桜と、菜の花が咲いていました。
もう春ですね。


 

さて、台北自転車展示会も来週に迫り、出展予定の「5LINKS700c」サンプルも、パーツを含め、組み上げの段階に入ってきました。
前述のように、今回700cは日本での製作を目論んでおります。
溶接の「仕上がり」は如何でしょうか?

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seat tube

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寒さの中、メジロを発見しました。全国的な寒波の中、関東地方は晴天が続きますが、寒くないのでしょうか?それとも、雪を避けて逃げてきたのでしょうか?
春はもうしばらく先ですが、季節はゆっくりですが着実に進んでいます。


 

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5LINKS700cの開発では、国産のフレームとともに、ハブの開発も柱の一つです。
特殊な機能を持つ前後のハブは、今回の5LINKSのために、新たに開発されます。
そのハブは過去に存在したインターチェンジハブ様のものですが、我々の開発では温故知新にとどまりません。
「スムーズな輪行のために」未だ世界にないアイデアに溢れるデザインと、機能を持ちます。

現在はサンプルの状態で、量産はもう少し先になりますが、その機能を知りたい方は、「ハンドメイドバイシクル展2017」へ、、

展示期間: 平成29年1月21日(土)、22日(日)  入場無料
日   時:9時30分~16時50分
会   場: 科学技術館 1F催物場
主   催:一般財団法人日本自転車普及協会 自転車文化センター
http://www.cycle-info.bpaj.or.jp/?tid=100279

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12月、冬になり、武蔵野は「紅葉」ももうおしまい。
空気も乾燥し風が吹くとパラパラと落葉です。
日暮れの時間も早くなりました。
四季のはっきりしている日本。それぞれの季節に美しさがあります。


開発中の700cサンプルのフレーム用アルミ部材が出来上がってきました。

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サンプル用なので、5000番系のアルミ合金です。当初の図面通り、公差精度もしっかりとした仕上がりです。今回の部材は全て国内製造です。
パイプ部分も完成したようです。
これを、国内の溶接工場に送り、フレームを作ります。

今回の700cの開発に関しては当社のポリシーである「日本から発信する発想とデザイン」のコンセプトを主軸に「部材の調達」から「組み上げ」までの流れをできるだけ日本で行うことにこだわってみました。

今後、どのような展開になっていくのでしょうか。
現場ではワクワクしながら作業が続きます。

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full moon1

11月14日は68年ぶりの「スーパームーン」の日でした。あいにく関東地方は雨。
と、予報で言っていたので、、、前日(日曜日)の夕刻、自宅の近くを歩いているときに、スマホで簡単に写してみたのですが、東京地方はうす曇りで、大きかったけれど、やっぱりボヤーとしか月が出ていませんでした。
地球的に、すごいことが起こったのに、スカッと楽しめませんでしたー。
ピンボケではないのですよー。。
 


 
さて、5LINKSでは700cの開発を開始しており、サンプルフレームがサイクルモードショーまでに間に合えばよかったのですが、、、そこは、いつものように、作業が後手後手に回り、残念ながら、完成車体でお披露目することは、できませんでした。ザンネン。。。

発表までの間に、少しづつ、開発コンセプトや、経緯を記述していこうと思います。

700c開発、第一回に記載したように『簡単に「輪行」の状態にできる「本格ロード」』が、5LINKS700cのコンセプトですので、これを実現する要素を考えました。

現代的ロードバイクは、ハイスペックのもので、カーボン製であれば7kg前後、アルミ製であれば8kg前後、その他チタンや鉄素材が考えられますが、やはり輪行バイクといえども、その辺の重量にまとめたいのです。
また、私が考える「輪行」のスタイルにするためには、やはり何らかの形で、フレーム本体を簡便にサイズダウン(折りたたむ)したいという希望がありました。

従前の5LINKS14・16の開発項でも記述したように、折り畳み機構をフレームに組み込む場合、「蝶番」を設定すれば、「重量の増加」と「剛性の低下」のリスクを負わなくてはいけない。
(2016・5.11「デザインコンセプト」7 折り畳み蝶番)
https://5links.jp/archives/category/blog/design-and-develop/page/2

また「折り畳み小径車」等のジャンルに入るものはデザイン自体が「カワイイ」や「面白い形だ」という評価で流せる部分も、ロードバイクの場合は「走行フィーリング」が基本であり、そのスペック自体でしのぎを削っているブランドが沢山出ているので、デザイン上ギミックだから面白いけど重量が重いと言うような妥協や、乗り心地に影響するような、機構として危なっかしい折り畳みデザインは許されないと考えました。

すなわち、ハイスペックのロードバイクを目標とすると、デザインの許される範疇がかなり絞り込まれてしまうと考えたのです。

人間の脳みそとは不思議なもので、何かを発想しようとする場合、過去に自身で経験して良さそうであったものを基礎に考えようとするようです。

そういう意味では、デザインをする人は経験値の大きさがものを言うようなので、大きな会社で、いろいろなデザインの自転車に接してきている人や、自転車の世界に造詣の深い方はイイナーと、少しうらやましく感じながら開発を進めました。

私の場合は、学生時代に行っていた「ロードレーサーの輪行」経験と、二十数年前に考えた、輪行ロード「FASTRAM」を前提に発想を進めました。
(2016・4・10 「デザインコンセプト」3 社会に出てからの自転車利用)
https://5links.jp/archives/category/blog/design-and-develop/page/2
コンペ3

すなわち、デザインのポイントとして以下の課題を設定しました。
1、車輪の前後輪を外して、輪行時のサイズダウンを行おうということ。
また、
100年以上自転車の世界で、パイプで組み上げられる定番のデザイン形状である
2、ダイヤモンド型フレーム形状を尊重し、そのどこかを畳んでフレームそのもののサイズダウンを図ろうと言うものです。

1、に関しては、とくに後輪の取り外しを簡単にできないか?
に注目しました

2、に関しては、どのような折り畳み機構をどこの設定すれば、重量の軽減と、剛性感の維持ができ、ドライブフィーリングを損なうことない形状を作れるのか?

この課題を、新しいデザインで処理しようとしたのです。

その結果、車輪の取り外しに関しては、過去に、実用品として存在していた「インターチェンジハブ」の機構を利用し、
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(インターチェンジハブ)

フレームに関しては、過去に、マウンテンバイクに使用されていた、アンプバックタイプ・フレームにヒントを得て、前三角はリジットなダイヤモンドフレーム形状としました。

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(アンプリサーチ社 B3)

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(サイクルモード2016 展示パネル)

以下、続く

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700cバナー1

5LINKSでは、現在、700cロードモデルを開発中です。
700cロードと言っても、巷に溢れる、いわゆる「ロードレーサー」ではありません。
5LINKSらしいコンセプトを持った、まったく新しい乗り物です。

このコンセプト・イメージとは・・・
「自分が住んでいる町から遠く離れた気持ちの良い場所(海外や郊外)で、思いっきり本格的なマイ・ロードバイクの乗り心地を楽しみたい。
でも、ずーっとライドしていくわけにはいかないし、
その地まで搬入するために、自家用車に専用ルーフキャリアーを用意したり、
電車や飛行機に積載するために手を汚したり、時間をかけたくない。
すなわち、簡単に「輪行」の状態にできる「本格ロード」が欲しい。」

5LINKSはこれまでに、14インチ・16インチの「折りたたんでからが扱いやすい」折り畳み自転車を開発してきました。
そのコンセプトをそのままに、「輪行状態に移行しやすく、かつ、折りたたんだ後の扱いが便利な、本格的ロード」です。

私は、学生の頃にロードレーサーを使っていた経験から、上記のような思いを今までずっと抱き続けていました。
今は昔の話ですが、社会人になり、1993年には、「FASTRAM」という名称で、自転車デサインコンペに挑戦をしています。
(2016.04.10「デザインコンセプト3 社会に出てからの自転車利用」の項参照
https://5links.jp/archives/category/blog/design-and-develop/page/2

コンペ1

コンペ3

残念ながら、当時のデザインは具現化することはできませんでしたが、
今回は、四半世紀ぶりの再挑戦です。

目標スペックは以下の通り

・基本型は高性能アルミ合金製、700cサイズロードバイク
・完成重量8㎏前後
・最新のロードレーサーと同等の乗り心地
・SHIMANO105からDura Aceまでを搭載できるハブ、カセット
・独自の輪行スタイルへの移行時間、手を汚さずに:1分以内
・専用、軽量の輪行パーツ(バッグ等)
・専用ハブを含めた、ホイールを新たに開発
・日本国内での企画開発と製造・組み上げ

その為に、温めてきたアイデアと、最新の部材や環境を利用し、開発を進めております。
進捗は、このブログでも更新されます。

現行の5LINKSにも共通したことですが、
「未だ世界にない、新しい乗り物を作る」
という企業姿勢と情熱を傾けた作品です。

また、11月5・6・7日に幕張で行われるのCYCLE MODE2016で、その開発の一端をお見せすることができると思いますので、ご興味のある方は、どうぞ当社ブースへお越しくださいませ。

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今9月下旬より、リンコロバッグ「LINKORO」が再販されました。
「より使い勝手良く」を目指し、Ver2としての販売です。(価格据置)

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外皮サイドには「5LINKS」のロゴがプリントされました。

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リンコロが発売されて3年余。とっても地味ですが、実はこのリンコロにもその他の改善の足跡があります。

LINKORO Ver1.5

LINKORO Ver1では、「底地の素材が弱い」との評価をいただきました。開発時には十分強度があるとして、一般的なスポーツバッグ用底地を用いたのですが、10kgの自転車を入れ、そのままコロを使わず底地で引きずるような動作をすると、地面との摩擦熱で両立スタンドの部分の底地が溶けてしまう現象が出現しました。特に滑り止め処理をした電車の駅構内・ホームの地面は摩擦率が高かったのです。

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また、折り畳み引きずり時に、袋を傾けると、底地のサイド面に擦過破れができるとの報告がありました。

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さらに、走行時に縛り付けるヒモが緩く結ばれていると、リンコロ自体が「ホグレル」という報告もありました。

どちらも扱い方の問題と考えられましたが、取り急ぎ、Ver1.5として、底地の強化・サイド面の補強を行い、なた、縛りヒモを十字にしました。(2015)

底地補強

ヒモ1

LINKORO Ver2

さらに、リンコロを押すときはよいのですが、特に無造作に引っ張る時に、袋自体が傾く、もしくは転覆するとの報告があり、検証が始まりました。

当初、リンコロバッグ用のコロは、「競輪選手輪行袋用」に開発された既製プラスチック板付きコロ(幅10インチ)を使用していました。
このコロ自体は、発売当時、板幅、10インチ、12インチ、14インチの物が作られましたが、当社商品の開発時はすでにオープンモールド化しており、汎用品として市場に残ったのは(金型が残ったのは)幅10インチも物だけだったところから、これを使用せざるを得ませんでした。
これを利用し、板材を加工して5LINKSの車輪を載せていたのですが、走行のさらなる安定のためにはコロの車輪幅を広げる必要がありました。

そこで、いつもの通り、縫製工場の方に深く頭を垂れ、車輪幅の広いものを特注で作ってもらうこととしました。

また、バッグのホグレ防止用に設定した、十字ヒモの扱いがしづらい、とのご意見もいただき、縛りヒモの一部を別体化して、付属品としました。

拡幅

このようにして、皆様のご意見を入れ改善を繰り返した結果、収納時の外形サイズは変わらず、押し転がし性能の向上を図ることができました。
取り扱い、スペックは従来のものと変更はございません。

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165 KuroKin

165 KuroKin 3

161モデルと同時に、5LINKS2 165(5速)モデルに、新色登場です。その名も「Kuro/Kin」(クロキン)。
配色はブラックベースで差し色がゴールド、少し大人っぽい色合いになりました。
ダウンチューブ・デザインは古の「太刀(たち)」のような雰囲気です。

スペックは変わらず信頼のシマノ・インター5(5段変速)。
価格も従来通り105,000円(税抜)スタンド付属です。

165 Kurokin 2

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by Summer

2017.01.05 Posted.

it is continuing discussions with holders of the Rouse &##220;TRCLP&88221; unsecured notes. General Growth said the group of bond holders did not achieve the minimum acceptance levels for the previously announced consent solicitation, which expired on March 27. Some of General Growth’s lenders have already moved to foreclose on the company’s mall properties.

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161 4

今回のコンテナーにより輸入されました、5LINKS2 161(シングルモデル)が発売されます。

この車種の特徴は、フレームや主なパーツは従来の165や169と同等ですが、街中での使用に必要十分なシングルギヤーを装着したベーシックモデルです。

8年前の5LINKSの発売当初のコンセプト「公共交通機関に手軽に積載やすい、手軽で便利な乗り物」すなわち、「原点」に立ち返ったモデルです。

カラーリングは遊べます。メインカラーはスッキリとした「Milk(アイボリーホワイト)」単色です。添付の4色ロゴステッカーを、お客様に自由に貼って使用していただきます。「痛車仕様」にすることも可能デス!

もちろん今までのキャリアーやフェンダーの取り付け可能、リンコロバッグ、ショルダーバックにも対応します。(オプション品)

主なスペックは以下の通り
16インチ シングルスピード
前53T 後16T
重量:9.4kg(スタンド除)
色:Milk(アイボリーホワイト)1色
価格78,000円(税抜:税込み価格84,240円)
付属品:スタンド・4色ロゴステッカー

ステッカー4色
(付属の4色ロゴステッカー:濃紺・赤・金・緑)

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(ダウンチューブ)

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(トップチューブ)

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(ダウンチューブ 裏面)

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by 三浦 康智

2016.10.11 Posted.

9月発売かと思い待ち望んでいますが…
コンセプトに原点回帰の新商品、アップデートに期待しています。
気軽なコミューターとして軽くて安いシングルギアがあれば、と常々思っていたところです。

アガパンサス2
わが町のアガパンサス

アガパンサス1
わが町のアガパンサス

「アガパンサス」。初夏の花だそうです。杉並の住宅街で、アジサイとともに最近盛んに植えられている花です。住宅50軒に一軒くらいは植えてるのでは?と思えるほどです。色も「青紫」「青」を中心として「白」や「赤っぽいもの」などがあります。
わが町では流行の花のようです。何故か、たいがいは家の正面に植えられていることが多いのです。

私はこの花の名前も形も知らなかった。私の子供のころには見なかったと思います。でも、どこかで見たなーという思いがありました。
「ヒガンバナ科」の多年草で、球根から育てるそうです。南アフリカ原産。

そんな思いで、写真整理をしていると、前回台湾出張をしたときに、南投の公園で咲いていたのを写した写真が出てきました。5月のことです。

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南投市のアガパンサス(5月)

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南投市のアガパンサス(5月)

取引先の会社の人が「きれいだろー、きれいだろー」と自慢するので、つられて写真を撮っていたのです。
「台湾では愛情花というんだ」と言っていました。「台湾原産の花か?」と聞くと、「輸入された花だ」との回答でした。

「アガパンサス」はギリシャ語のagape(アガペ 愛)とanthos(アントス 花)の2語の組み合わせが名前の由来で、ヨーロッパでの花言葉が「愛の花」ということだそうです。

たぶんそれを台湾の人は「愛情花」とのネーミングにし、現在の日本では「アガパンサス」の名前のままで、市場に出回っているようです。
別の和名は「ムラサキクンシラン(紫君子蘭)」と言いますが、この名前で呼ばれることは無いようです。クンシランは縁もゆかりもない別属の植物で、外見の特徴から付けられた和名のようです。

物を売る場合「ネーミング」は重要な要素ですが、日本では「和名」(輸入当初の人がつけたのでしょうか?)ではヒットせずに、「ヨーロッパ名」でブレイクしたようです。台湾では「花言葉の意味」が花の名になって、市場形成が進んでいるようで、
それぞれのお国柄を表しているようで面白いですね。

でも、日本の人も、台湾の人も、「きれいな花」であれば、それがどこ原産でもあまり関係ないようですねぇ。。
実際、育てている方で、この花が、どこから来た花か知っている人いるのでしょうか??
南アフリカの方、ゴメンナサイ。。

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今回は「ステム」です。
5LINKS2では販売当初、ハンドルステムを既製品で、突き出し量60mmのものを使用していました。
私が荒川のサイクリングロードを気持ちよく走行するのにちょうどよいポジション・長さ、ということで開発が進んでいたのです。

ステム60mm
突き出し量60㎜ステム

しかし発売後に、お客様より「5LINKS1の時より、ハンドルまでの距離が長い」という意見を得ました。
その点に対しては、「既製品の短いステムを交換が可能」との返答をしていましたが、実際に日本の市場を見渡してみると、ハンドルバー直径25.4mmで、ステム径28.6mmの短い突き出し量のステムがあまり出回っていませんでした。

また、試乗会を行うと初心者の人が、漕ぎ出し時に「ハンドルにふらつきがある」とのご意見をいただきました。
実際その後に購入していただいた方に、リサーチをすると、「慣れてしまうと、ふらつき感は気にならない」との返答を得たりもしました。
その乗車フィーリングに個人差が大きいので、対策に苦慮しました。
当初はその乗り心地が、ヘッドアングルやオフセット量から来るものかを検証し続けていましたが、いろいろな試行錯誤の結果、
「ステムの突き出し量により、漕ぎ出しのドライブ・フィーリングが変わる」という結論が出ました。
すなわち、慣れない自転車で、腕に力を入れて(重心をのせて)漕ぎ出そうとする人ほど、ふらつき感は大きく、
また、多種類の自転車に乗りなれ、いわゆる「お尻で乗る」ことに慣れている人はふらつきが少ない。
ステムの突き出し量は少ないほど、ふらつき感が少なく、さらに、小柄の人だと、突き出し量が0やマイナス方向の方がふらつき感は少なくなることもわかりました。

そこで、突き出し量の少ない、ショートタイプのステムを入手しようと探し始めたところ、ハンドルバー直径が25.4mmのもので、台湾の既製品では適当なものが少なく、
もともとショートステムはオフロードバイク系の自転車で使用されることが多いためハンドルバー直径が31.8mm等太いものが多く、重量もがっちりとして重いものが多かったのです。
工場の方より、「仕方がないので、スペシャルのものを作ってしまいましょう」という提案を受け、
「それでは少量ですが、お願いいたします」と床に頭をこすりつけてお願いし、実際に作っていただきました。

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何回かの試作後、スペックは、アルミ鍛造削り出しで、ステム径28.6mm突き出し量28mm、ハンドルバー直径25,4mm、重量120gとなりました。

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小柄で握りまでの距離を短くしたい方にも有用ですし、5LINKSの「低速での癖」と言われたものも、一気に改善ができました。
現在の車両にはすべてこれが採用されています。
補修部品としての小売りも致します:6,000円(税抜)

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